The Post-medium Condition
Post-medium自体はロザリント・クラウスだけど
wage labourer
I (techné - epistemé)(
Aristotle(アリストテレス)はNicomachean Ethicsでtechne(practical skill; 技術)とepisteme(cognition, knowledge; 認識力, 知識)を区別 知識は自由市民に属し技術は賃金労働者や職人に属するものとされた
技術が知性に悪影響を与えると考え職人の地位を低く見ていた
II (artes liberales - artes mechanicae)
ローマ人はartes liberales(自由芸術)と artes mechanicae(機械芸術)に分けた
自由芸術は高等教育の一部であり機械芸術は賃金労働者のものとされた
III (The contest between the arts)
contest: 闘争
中産階級の台頭とともに建築・彫刻・絵画が自由芸術と同等に認められた
芸術の優劣を巡る議論が生まれ絵画と彫刻が直接競い合った
IV (speculum artium)
speculum - 鏡, artium - 芸術, 芸術の鏡
芸術と政治は相互に影響し合い社会全体の変革を促進
芸術が参加型の民主主義の発展に寄与
V (The doctrine of the Encyclopédie)
ディドロとダランベールの『百科全書』は機械芸術の重要性を強調し社会変革を促進
機械芸術の知識が合理的で公正な社会を実現すると信じていた
VI (The equality of materials and media)
1920年代に材料の平等が叫ばれ新しいメディアが芸術として認められた
写真や映画が芸術として認められメディア間の平等が達成
VII (The post-media condition)
新しい技術メディアは古いメディアに決定的な影響を与えた
すべてのメディアが相互に影響し合い独自の特性を持つようになった
今日の芸術実践はメディアの脚本に従っている
すべての芸術はポストメディウムの状況にある
観察者やユーザーを解放し民主的な芸術の新しい形を生み出している
インターネットは誰もが作品を公開できるプラットフォーム